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井澤由美子の「心に効く薬膳レシピ」⑧

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疲労感を改善する「桜えびと赤じそのごはん」


カラリと気持ちいい晴れ間が減り、どんよりした空模様が続く6月。
天候に引きずられ、気持ちも何となく下がりがちです。
湿気の多い梅雨どきは、胃腸の働きが衰えることが多く
何となくパワーが出なくて、体力面はもちろん
気持ちの面からも「疲れたな…」と落ちる人も多いよう。

気力&体力のベースを作ってくれるのは、
日本人ならやっぱりお米。
そこに気力を補ってくれる食材・桜えびを
たっぷりと入れて、混ぜごはんはいかがでしょうか。
生の桜えびは、4月から6月にかけてが旬。
透き通って赤く輝く様子は、まさに海の宝石です。
赤じそのふりかけも加え、女性らしい色合いもうれしい一品。
見た目からも気持ちを上げてくれそうです。

Photo : Kohei Yamamoto
Styling : Yuko Hama
Text : Noriko Tanaka
Edit : Ayumi Sakai
< 五行相関図 >

Key 食材 桜えび

素干しは年間を通じてスーパーで見かけますが、生の桜えびは季節ならではのお楽しみ。素揚げにすると香ばしさが増し、えび特有のうま味と相まって、食欲を増進してくれます。えびに含まれる赤い色素・アスタキサンチンは、高い抗酸化作用で知られ、骨の強化やアンチエイジングにも有効です。


RECIPE

疲労感を改善する
「桜えびと赤じそのごはん」

桜えびを含むえび類は、体を温めて気力をアップし、生命力も高めてくれる、優れた薬膳食材。桜えびは素干しは手に入りやすく、和え物に入れたり、揚げ物に加えたりと使い勝手もいいので、常備しておくのもおすすめです。
私たち日本人の主食・米には、エネルギーをチャージし、胃腸を整え、心を穏やかにしてくれる大切な役割があります。元気が出ないときは、「気」も養うお米を食べるのがおすすめです。
赤米と赤じそは、どちらも抗酸化作用で知られるポリフェノール類が含まれます。赤米は古代米の一種で、タンニンが豊富。赤じその赤色はアントシアニンで、気血の巡りを助ける働きがあり、心労をやわらげる効果も。なお、梅干しに含まれているクエン酸は疲れを取り、消化力を高めてくれます。

材料(作りやすい分量)
白米 … 2合
赤米 … 50g
生桜えび … 80~100g
カリカリ小梅 … 6~8個
赤じそふりかけ … 大さじ1~1と1/2
昆布 … 3×5㎝を2枚
酒 …大さじ1
揚げ油 … 適量

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作り方
  1. 白米は洗って鍋(または炊飯器の内釜)に入れ、赤米も加えて同量の水(約2合+1/3合)を加え、昆布をおいて30分以上浸水させる。酒を加え、ふたをして強火にかける。沸騰したら弱火にし、10~15分炊く。火を止め、5分ほど蒸らす(炊飯器の場合は、そのまま普通に炊く)。
  2. 桜えびはキッチンペーパーで水気をよく拭く。中温に熱した揚げ油に入れ、香ばしく揚げ、キッチンペーパーの上などで油をきる。
  3. 炊き上ったごはんに細かく刻んだ小梅、赤じそのふりかけを加え、混ぜる。さらに2を加え、さっくり混ぜる。
  4. 器に盛り、あれば山椒の葉を飾る。

POINT

桜えびに水分が残っていると
油に入れたときにはねやすいので
キッチンペーパーでしっかりと
水分を拭いておきましょう。

Have a try !

ひと皿でいろんな食材をとることができる混ぜごはんは、
あれこれ料理を作る気力がわかないときにも、心強い味方です。
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