現代人が抱える悩みや日々わいてくる心のもやもやに、
多くの人とその人生に向き合い、心を癒してきたあの人がアドバイス。
今回の回答者は、さりげない佇まいで見る人の心に残る役柄を演じてきた俳優・小林聡美さんです。
職場で言い方がキツい人や嫌味を言う人、パワーで圧してくる人に圧倒されてしまいます。「どこにでも合わない人はいる」と分かっていても、気になってしまって。そういう人に対峙するためにエネルギーを使い果たし、休日は動く気力も体力もなく、ひたすらぐったり。自分と合わない人をスルーする方法や、オンの日もオフの日もご機嫌に過ごすために小林さんがしていることを教えてください。
期間を決めて、
相手を気にしない練習をする
私は会社勤めの経験がないのですが、職場で毎日苦手な人と顔を合わせなきゃいけないのは本当に大変だろうなぁと思います。私の仕事は、3カ月で解散するとか「ゴール」があるので、相談者さんのような「ずっと逃れられない状況」がないんですよね。
特に終わりが見えないのはつらいと思うので、例えば「1カ月間、この人のイヤなところを気にしないでかわしてみよう」とか、期限を決めてトライするのはどうでしょう。ご自身の中で何かが変わったり、解決の糸口がつかめたりするかもしれません。
マイナス感情に囚われないために
相手と自分を上手に切り離す
「この人イヤだな」という気持ちに囚われると、相手が何をしてもイラッとするとか、余計注目してしまうスパイラルにはまってしまいますよね。そういうことでエネルギーを吸い取られて、なおさら消耗してしているのではないかなと思います。
相手に囚われないために、「相手と同じ次元にいない」という意識を持つのはどうでしょう。「この人は違う星の人なんだ。だから合わないのは当たり前」と考えてみるのはどうですか?
私の場合、仕事中は、自分が機嫌良くいるのが、自分にとっても、その場の雰囲気にも良いことだと思うので、イヤなことに意識を向けず「その状況を客観的に楽しむ」ようにしています。なんか、ちょっと無責任な感じ。
落ち込んだり、「うわ、やっばーい」という時も、別の自分が「テンパッてるねー。大丈夫?」と俯瞰して見ている。そんなふうに一歩引いて気持ちを緩めてみると、ダメージが和らぐ気がします。
そんな余裕もなくいっぱいいっぱいになってしまう時もありますが、「今の状況は一生続くわけではない」と、そこからリリースされる時を楽しみに頑張ります。
仕事以外の楽しいことに
フォーカスする
気持ちを切り替えられる「避難場所」を持つのもいいですよね。気分が良くなる香りやお茶で気分転換したり、好きな音楽を聴いたり。アイテムや場所、楽しみなど、いろんな方法があると思います。
私はエネルギーが落ちている時は、ひたすら自分のやりたいことをします。韓国ドラマを見て現実逃避したり、自分を甘やかしています。
人は変えられないわけだから、自分の意識を変えるしかない。自分の心や大事な時間が削られるのはもったいないので、楽しいことにフォーカスして、イヤだなと思ったことはどんどん手放せるようになれるといいですね。



