揺らいだ日も、頑張った日も。
MIND
揺らぐ心をフラットに「お悩み相談室」 #17
2026.03.15
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「評価はされたいけど、管理職にはなりたくない。スタンスに悩んでいます」答える人:経済愛好家・ニューレディ 肉乃小路ニクヨさん

「評価はされたいけど、管理職にはなりたくない。スタンスに悩んでいます」答える人:経済愛好家・ニューレディ 肉乃小路ニクヨさん

現代人が抱える悩みや日々わいてくる心のもやもやに、
多くの人とその人生に向き合い、心を癒してきたあの人がアドバイス。
今回の回答者は、元外資系金融エリートで、働く人の心の機微に通じた肉乃小路ニクヨさんです。

Text : Yoko Jinza
Edit : Ayumi Sakai

今回の悩み
上司から「そろそろ管理職を」と打診がありました。評価してもらえるのはうれしいけれど、責任や人間関係のストレスを考えると気が重く、会議や調整に追われそうで、正直あまり魅力を感じません。現場の仕事から離れることもさみしくて。でも断ったらやる気がないと思われそうです。評価はされたいけど出世はしたくないという考えは甘いでしょうか。この先どういうスタンスで働いていこうか、悩んでいます。

プレイヤーとマネージャー、
自分はどちらのタイプかを考える

「評価はされたいけど出世はしたくない」という考えは、甘くはないと思います。ただ、管理職になってもこれまでと同じ成果を出そうとするのは、負担が大きいと思うんです。

管理職の役目は、自分の仕事を他のメンバーに任せて、チーム全体を管理し、自分一人では出せない成果をチームとして実現すること。つまり、仕事の中身が「プレイヤー業務」から「マネジメント業務」に変わるという認識が必要です。

そのうえで、自分はプレイヤータイプなのかマネージャータイプなのかを考えてみましょう。もし「自分はプレイヤータイプだ」と思い、今の会社では管理職にならないと評価されないならば、プレイヤーを評価する会社に転職するのも一つの方法です。

「マネジメント力をつけたい」という思いが少しでもあるなら、ぜひチャレンジしてみたらって思います。多くの場合、いきなり大きな権限を持つわけではなく、アシスタントマネージャーなどを経て段階的に経験を積んでいくので、少しずつ慣れていけば大丈夫です。

会社からプレイヤーとマネージャーの両方の成果を求められ、それは難しいと思うなら、自分が望む働き方ができる会社に転職するのがいいと思います。今は多くの職場が人手不足。年齢にもよりますが転職のチャンスも多く、合わない場所で我慢して働き続けるのはもったいないって思います。

まず動いて経験し、
それから軌道修正する

年齢を重ねると、ずっとプレイヤーを続けるのが厳しくなる時期が来たりするので、マネジメントの経験をしておくのは悪くない選択です。やってみて「やっぱりプレイヤーが合っている」と思ったら、プレイヤーに戻るのも全然アリ。

とりあえず経験して、それから考えたり軌道修正すればOKです。そう考えればきっと動きやすくなりますよ。

profile:

肉乃小路 ニクヨ

経済愛好家、ニューレディー、コラムニスト。
慶應義塾大学在学中より女装をスタート。
大学卒業後は証券会社、銀行、保険会社など金融業界で10年以上勤務し、
お金のプロとしてさまざまな提案を行いながら、
新宿2丁目の夜の社交場で人間観察力を磨く。42歳で退職後はフリーランスとして、
自分らしく生き、人生をバラ色にするために必要なお金とのつき合い方を、多くのメディアで熱く発信する。
著書に『確実にお金を増やして、自由な私を生きる! 元外資系金融エリートが語る価値あるお金の増やし方』
『いま必要なお金のお作法 幸せを呼ぶ40のマネープラン』
(ともにKADOKAWA)がある。ホリプロ所属。

インスタグラム:@nikunokouji294

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