今回の悩み
80代の父を介護しています。わがまま放題で、私を否定してばかりでぶつかることも多々あります。父のことは大切に思っていますが、いつもモヤモヤ。こんな気持ちはどのように解消したらいいでしょうか?お父さん、もうすぐ
命が終わることがわかっているのかも
私も91歳なので、いつ介護が始まってもおかしくない年齢です。死が来るのは当たり前のことだもの、仕方がないですね。
70代の頃はまだまだ元気で、「私って本当に死ねるのかな?」と思ったこともありました。最近は、「死が近づいてきているな」と感じます。でも、死は怖くないんです。もう十分生きてきて、やりたいことはやってきたので、明日死んでもいい。朝、目が覚めないのが、「一番ラクかな」と思っています。
相談者さんのお父さんも、私と同じように、「もうすぐ命が終わる」とわかっているのだと思います。だから、最後にわがままを言っているのでしょうね。大変だと思うけれど、あともう少しだけ、わがままを聞いてあげて欲しいな。できればうれしそうに、ね。
介護はプロに任せて
心の余裕を取り戻して
相談者さんが介護の実務を担っているなら、疲れが溜まっていますよね。
私は、80歳頃からだんだん体が弱ってきた夫を、日常生活で介助をしていました。その後、88歳のときに大動脈瘤で手術をして、寝たきりになりました。3週間の入院を経て、自宅に戻ってきたのは「最期は自宅で過ごしたい」という夫の希望でした。
ケアマネージャーさんに相談し、訪問での医療、介護をお願いし、約50日で安らかな最期を迎えることができました。夫のお世話はプロにお願いできたので、私は全然疲れなかったんです。私も夫のように、「自宅で安らかな最期を迎えたいな」と思っています。
3人の子どもたちは「お母さんの最期は、私たちが面倒をみるよ」と言ってくれています。ありがたいけれど、私は、「お金を払って他人に介護してもらったほうがいいな」と思っています。
子どもたちには、それぞれの仕事も家庭もあるので、負担をかけたくない。それに、いつも「介護をしてもらって悪いわね」と思ってしまうと、私も気を使います。最期は、お互いに心の余裕を持って、穏やかな関係でいたいと思います。
相談者さんも、プロに頼める部分は頼んで心に余裕を持って欲しいです。そうすれば、お父さんのわがままにも、今よりも穏やかに対応できるかなと思います。
あと、もう少し。お互いに笑顔で過ごせたらいいですね。
